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先輩!彼氏にしてください!
第6章 看病いたします







「っ……はぁっ……あぁっ……」



「ほのか先輩…………っ」



そうこうして、冒頭のようになったわけで……



やっぱり、彼を少しでも信頼して自宅にあげたのが間違いだったと思うのだけれども、時すでに遅し、だ。



谷川くんが私の胸へと刺激を弱めて、顔を上げた時にはもう抵抗する力は少しも残ってないほどに、私は溶け切ってしまっていた。




「はぁ……っはぁ……」




だめだ。


絶対熱も上がってきてるし、ぼんやりしすぎて全く打開できそうにない。




「こっちも……拭かないと、ですよね」



そう言いながら、私のパジャマのズボンに手をかけた谷川くんは、スルスルと脱がせていく。



「っ………だかっ…ら……」



私の足の間に入った谷川くんは、そのままパンツだけになった私を凝視しながら、太ももなどをまたやらしくタオルで拭いていく。




「んっ……ぁっ…」




だめだ……。


どうしてもこの慣れない手つきと刺激に体がびくびくと反応してしまう。


ようやく谷川くんが手の動きをやめ、ぐったりしながら息を整えていると、そのまま突然に私の脇に手をついて至近距離で見つめてきた。



「ほのか先輩…………」





本当にタチが悪い。

だってこの世に…こんなに綺麗な瞳の人が、谷川くん以外にいるだろうかってくらい、瞳が綺麗なんだもん────…




「キス……します」



静かに宣言した谷川くんはそのまま私の返事を待つことなく唇を塞ぐ。




「ふぁっ……んっ……」




まただ……


意識を手放したくなるほどの、熱いキス。


私を食べてしまいそうな勢いで何度も舌を絡めている谷川くんに飲まれそうになりながら、何とか息をし続ける。





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