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第16章 3人のモヤモヤ

中学1年のバレンタインの時だったよね。

私のクラスの水泳部の男の子が好きだった夏帆・・・・・。

良くその話を一緒にしたのを覚えてるよ。


夏帆はどうしてもその男の子にチョコを渡したいって言ってて、でもあまり話したことないからどうしようって・・・。

私が呼び出してあげるからちゃんと顔を見て渡した方がいいって・・・私は言った。

けどあの子はどうしても恥ずかしいからって・・・・。

げた箱に入れたの。



そうしたら翌日クラスの黒板に私がその男の子にチョコをげた箱に入れてたって大きく書かれていて・・・そこまでは良かった。

水泳部の子は私の所に来て言った。

「沙帆で良かった、俺妹の方好きじゃないんだ」って・・・・。

私は勿論その人のこと好きじゃなかった。

でもそう言われてしまうと・・・みんなの前であれは夏帆だよとは言えなかった。

それから何日か経って・・・・。

同じクラスの女子が私を無視してきた。

なんで？？？って思った。

そうしたら・・・リーダー格の祥子がその水泳部の男の子すきだったみたいで、私には関係がないんだけど・・・・。

祥子が告白したら・・・。

沙帆と付き合いたいからって断られたって。

知らんがなって思った。