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イケメンの向こう側♡
第16章 3人のモヤモヤ

たまに塾のトイレの前で沙帆に会うようになった・・・・。


沙帆はいつも夏帆が来ないか気にしていた。


だから・・・トイレよりちょっと先にある倉庫室みたいな部屋の扉の前でいつも少しだけ話していた・・・・。

沙帆は明るくて優しい子だった。

話すのはその時だけだったけど少しそれが楽しみでもあった。



高校を決める時期に沙帆は都内でも英語に力を入れている青山にある青山暁学院を希望していると言っていた。

行けなくはないが結構厳しい学校だから俺は親父の会社でバイトをしてそこの勉強もしないといけないことを考えたら・・・そこには行けないなって思った。

沙帆はどこの高校行きたい??って聞いてくれて・・・俺は比較的自由な今の高校を選んだ。

そうしたら沙帆は・・・・。

また堂本君と話せたら嬉しいから私もそっちに行こうかなって・・・・。



なんかその時凄く嬉しかったのを覚えてる。

でも高校に入って同じクラスに居たのは夏帆、最初は気付かず話していて名前を見たら夏帆だった。



沙帆はって・・・探してみたら・・・・。

違うクラスにいたけど俺とは目も合わせてくれないんだ。



俺何かしたかな????



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