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イケメンの向こう側♡
第16章 3人のモヤモヤ


祐司side

夏帆・・・と沙帆・・・か。

沙帆ちゃんの方は久々に話した気がした。

高校に入ってからは一回も話さなかったし・・・・・。

なんか夏帆が近くにいると沙帆と話している気持にもなっちゃって・・俺ってバカなのかな?(笑)


沙帆と夏帆に出会ったのは中学の時に通っていた塾だった。

クラスは違ったが可愛い双子がいるとは聞いていた。

ある日大雨で俺は出口でお迎えの車に乗ろうとしたら沙帆が空を見上げて大雨の中飛び出そうか悩んでいる感じだった。

一瞬車で乗せてとも思ったけど警戒されても嫌だった。

だから俺の傘を貸したんだ。

最初は断られた。

でもすごい雨だったし心配だった。

沙帆に貸したらまた返してくるときに話が出来るかなとも思った・・・安易な思い付きだったんだ。

その時どっちが気になるとかは無かったが・・・。

いつも夏帆と沙帆が一緒にいるときにいつも夏帆を優先しているようなそんな感じがしたから・・・。

沙帆は優しい子なんだろうなと思って少し話してみたいって興味はあった。

顔は同じだけど話すと少し違うなって思った・・・・。


あの時は沙帆としか話していなかったけど今は夏帆とばかり話している。


やっぱりちょっと違う。












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