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第19章 認める事

祐司side

トイレから戻ると沙帆は直ぐに携帯を持って立ち上がり・・・。

「私もトイレ行ってくる(笑)」

そう言って席を外した。

・・・・・・。

淳が沙帆が行ってしまった後沙帆の後姿を眺め・・・・俺に・・・・。

「あいつって高校で友達いるの？」

って・・・・。

なんでそんなこと聞くんだ？？？

俺が不審に思っていると倫太郎が体を前に出してきて・・・・。

「あいつに友達なんかいるわけないじゃん(笑)ーー・・・・って悪い奴じゃないかもしれないけど高校じゃほっとんど一人だしあんま笑わねーし(笑)」

俺と倫太郎は違うクラスだし教室も少し離れているからあまり知らないが・・・・。

「確かに沙帆はいつも一人かもな・・・・」


塾で出会ったときはそんなおとなしい感じにも見えなかったけど・・・、他の子とも話してたし・・・・。

俺がそう言うと淳は立ち上がって・・・・。

「俺一服してこよーーーっと(笑)」

そう言って席を立った。