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イケメンの向こう側♡
第19章 認める事


淳side

・・・・・・・。

何こいつ。

マジでいじめられてんの???

携帯を上にあげたまま沙帆の顔を見ると、沙帆は少し泣きそうな顔をして・・・・。

「もう・・・返してよ・・・・」

・・・・・・・。

「祐司は知ってんの???」

そう言って携帯を返すと・・・・。

「知るわけないでしょ?・・・・言ったって別に何も変わらないし・・・・」

そーーかなぁ????

「お前祐司のこと好きなんだろ???話せばいいじゃん(笑)」

俺がそう言うと沙帆は俺の事を睨んで・・・・。

「話したって何も変わらない・・・またややこしくなるだけだし面倒くさい・・・・」

「なんでこんな風になったんだよ??最初っからじゃねーだろ???」


俺がベンチに腰掛けると・・・沙帆も俺の隣に腰を掛け・・・・・。

「この子・・中学の時から一緒でー・・・」

ッてため息交じりに話しだした。

「最初はうちの双子の妹が私のクラスの男の子を好きになって・・・妹が直接言えないって言って・・下駄箱に手紙だかなんかを入れたんだけどー・・・・」

・・・・・・・。

「苗字しか書かなかったから私だって勘違いされて・・・でもその男の子が妹より私の方がいいから嬉しいとか意味わかんないこと言って・・・私はもちろん断ったんだけどー・・・」

ややこしいな。

「そいつの事が好きだったクラスメートがいて・・・その子が勘違いしてー・・・私がふざけて告ってその男の子を振ったってみんなに言って・・・すぐに無視されて・・・」



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