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第23章 沙帆を好きになった時

それまでも沙帆の事はすっごい気にしていたけど、俺はどんどん気になってしまって塾の日は沙帆を探しては目で追っていた。

沙帆はいつも一人で俺と目が合うと可愛い顔で笑ってくれた。

そして毎日毎日手を繋いで帰った。



その時俺はもうセックスの経験はしていたけど、沙帆にそういう欲求をぶつけたいとは思わなかった。

彼女には嫌われたくなかったし手を繋ぐので精いっぱいだったから。

「沙帆、高校受かったら一緒にお祝いしよう(笑)」

そう言うと沙帆も笑って・・・・。

「うん(笑)でも堂本君高校行ったらモテちゃいそうだなー・・・・・」

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「あ、・・・でも今でもモテるよね？？？(笑)」

そう言って笑った。

「俺そんなに女の子と話さないしモテないよ(笑)」

嘘だけど(笑)

あ・・・あまり話さないのは本当ッ！！！

でも無駄に告白はよくされていた。

沙帆は笑って・・・・。

「高校で他の子と仲良くしてたらショックだなー・・・(笑)」


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そういうたまに言う言葉が中坊の俺にはドキドキした。