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第25章 家族

沙帆side

・・・・・・。

変なの見られちゃった。

堂本君を待ってる間、堂本君にラインを送ろうとしたら・・・・・。

細江さんとその仲間からラインが来ていた。


夏休み位放っておいてほしいって思ってた所で・・・堂本君が来たの。

嫌な気分にさせちゃったかな。

手を繋いで歩いてくれる堂本君の顔を下から見ると・・・・。

堂本君はにっこり笑って・・・。

「何食べる？？？銀座じゃ高級店ばっかで緊張するか・・・・(笑)」

そう言った。

大丈夫かな。

「あの・・・さっき・・・・」

私がそう言うと・・・・。

堂本君は足を止め私の手をぎゅっと握って・・・・・。


「今からその性格ぶーちゃんに文句言いに行こうか？？？(笑)ちょっとそのぶーちゃんにムカついてる(笑)」

・・・・・・・ッ？？？？？

ぶ・・・

ぶーちゃん？？？？(笑)

「俺にとっては沙帆は空気清浄機以上に居るだけで気分良くなる存在なのに、ぶーちゃん自分で空気悪くしてるって気付いてないのか？？？？(笑)」

・・・・・・・(笑)

「ぶーちゃんって・・・(笑)」

私が笑うと・・・・。

堂本君も笑って・・・・。

私の肩を寄せた。

「大丈夫、そういうぶーちゃんは自分で言ってる以上に言われてるんだ。悪口言うやつは顔もぶーちゃんになるし・・・」

なるし？？？？

「沙帆には俺も倫太郎もついてる(笑)」

・・・・・・(笑)