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第31章 全てが変わる

教室に行くと俺の隣の席の夏帆はまだ来ていなかった。

・・・・・・・。

俺は鞄を机に置き椅子に座った。

「夏帆休みなんだッ珍しいな？？？」

倫太郎がそう言って座る。

心のどこかで少しホッとしてる自分がいた。

でも、夏帆が学校に来れないのは他にも理由があるのかもしれない・・・・。


夏帆の机を見ていると・・・・。

「ねぇねぇ、夏帆今日学校休むってライン来たんだけどー、理由は堂本君に聞いてって言ってたよ？？？」

・・・・・・。

そう言って来たのは夏帆と比較的よく話していたクラスメイトの市川だった。

「んー、俺は分からないかな(笑)ごめんなー・・・」

そう言うと市川は笑って・・・・。

「だよねぇー(笑)一瞬夏帆と付き合ってるのかと思ったけどー、沙帆だもんね(笑)」

市川はそう言って行ってしまった。


別に心配してるわけではないけど・・・・。

このまま夏帆は学校に来ないつもりだろうか・・・・・。