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第36章 大晦日の贈り物

実家にもお土産買っていかなきゃ・・・。

・・・・・・・。

夏帆・・・。

元気かな。

たまに過る夏帆の顔。

一瞬胸がチクッと痛い・・・・。

「沙帆？？？・・・粥食べる？？？」

・・・・・・。

顔を上げると、堂本君が笑ってお粥を持った・・・。

「うん・・・(笑)」


今は考えるのは止めよう。

今は・・・。

沖縄を楽しみたい。

堂本君がお粥をよそってフーフーしてくれる・・・。

私が風邪とか引いたらこんな感じで食べさせてくれるのかな・・・・。

パクっとお粥を食べると・・・。

「美味しい？？？(笑)」

・・・・・(笑)

「うん・・・美味しい・・・(笑)」


結婚とかしたら、落ち着いてー・・・そう言うのなくなるっていうけど・・・。

堂本君はきっとずっと優しいだろうな・・・。

「夜帰る時何か欲しいものある？？？(笑)」

そう聞いてくれる・・・。

「んとね・・・(笑)・・・ポカリとー・・・ゼリーとか・・・」

そう言うと堂本君は笑って・・・。

「買ってくるね・・・(笑)」


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