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イケメンの向こう側♡
第41章 初めて泣いた日

前の車を追って・・・・。
渋谷の・・・。
雑居ビルが並ぶ小さな道・・・。
「何だこれッ!!!これ以上行けねぇじゃんッ・・・」
圭太さんは苛立ちを隠せずクラクションを鳴らした・・・・。
・・・・・・・。
なんだこれ・・・・。
凄い人で・・・・。
様子がおかしい。
車を脇に止めると、俺らの後ろからどんどん消防車と救急車。
・・・・・。
俺は車のドアを開け・・・。
・・・・・・。
「祐司ッ?!」
圭太さんの問いかけに答える余裕はなかった。
前の車から源さんが降りてきて・・・・
俺も直ぐに車を降りた・・・・。
「祐司ッ!!!!!」
そこは凄い人・・・救急車と・・・消防車・・・・。
そして・・・
救急隊が・・・・。
何が・・・・
「おいっ!!!・・・何があったッ・・・・」
源さんが近くの若者に聞く・・・・。
嘘だ・・・。
俺の頭の中は真っ白・・・・。
「あのビルの2階から火が出て・・・・」
・・・・・・。
俺は直ぐに源さんを掴み・・・・。
「源さん・・・沙帆は・・・・」
俺がそう言うと・・・・。
源さんは・・・・。
「俺の読みが当たってれば・・・・」
・・・・・・・。
やめろ・・・・。
違う・・・・・。
「あのビルの2階にッ・・・・」
嘘だやめろッ!!!!!
直ぐに源さんを離し・・・
「退けッ・・・通してくれッ・・・・・」
人ごみを・・かき分けた・・・・。

