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イケメンの向こう側♡
第1章 ありがとう


達也side

由美がゆっくり港のターミナルから出てきた。

静かなこの雰囲気にビックリしているというか・・・(笑)

この穏やかな空気に飲まれてる感じで辺りを見渡し・・・息を思いきり吸う。

「ママ~ッ!!!」

明はそんな由美を見て俺とつないでいる手を解き由美の方に走って行った(笑)


俺もゆっくりその後を追い・・・。

「交代するよ(笑)」

沙月を抱っこした。

沙月は一度寝たら~・・・スッゴイ騒いでも、揺れても・・・あまり起きないのんびり屋。

俺が抱っこしてもスヤスヤと気持ちよさそうに眠って長いまつ毛をたまーに手で擦る(笑)


「あーー・・結構腕疲れた(笑)」

由美はそう言って腕をブンブン回しスーツケースを引いた。

「ママー・・・最初にキク爺に会いに行くんだってぇ~・・・」

何そのいやそうな顔(笑)(笑)

明がそう言うと由美は開いている手で明の手を握って・・・・。

「エーーーッ!!私はキク爺に会いたいなぁ♡だって私会ったことないんだもん(笑)」

由美がそう言うと、明は目をぱちぱちさせて・・・。

「そっか!!ママキク爺知らないんだッ(笑)」



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