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月琴~つきのこと~
第3章 第二話 【月琴~つきのこと~】 一 
 隙間なく花と花、枝と枝が重なり合ったその様は見事としか言いようがない。時折思い出したように吹き抜ける夜の風に、わずかな花片が散り零れる。
 これだけの咲き誇る花々であれば、たとえ月のない漆黒の闇夜でも花明かりだけで十分庭は明るいのではないかと思えるほどだ。夜空に輝く眉月と満開の桜花―、まさに一幅の絵よりも美しい、壮絶なまでの美である。それはまさに、この世ならぬもののような現実離れの美であった。
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