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咲くのも、散るのも
第1章 予期せぬ再会
萌絵は奥の部屋のベッドに横たわり、拓海の気配に全身の神経を集中させていた。

静かな拓海の息遣いが心地よく、ほどなくして萌絵も眠りについた。

…眠りの中で、萌絵は泣いていた。

もう泣かないって決めたけど、まだまだ奥のほうに涙が残ってたんだな。

仕方ないな。

涙はさらさらと流れる。まるで心の中のよどみを押し出すように。

ああ、気持ちいい。萌絵は思った。

白くて大きな犬が、くんくんと鼻先を頬に近づけてくる。

温かくて、ふわふわした感触が萌絵を包み込んだ。

いいこね…萌絵は撫でようと腕を伸ばした。

気づくと、萌絵の手はむなしく暗闇の空を切っていた。

目の前に犬はいなかった。

(夢か…)
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