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ラストソング
第2章 心機一転
「やっぱり」
という気持ちもした。

でも、確認はしっかりしておこうと思って、
部屋に入って寝室のドアを開けた。

夢中で気が付かなかったようで、
2人は激しく繋がっていた。


直子とマークだった。


上になってるマークは、
激しく直子に突き立てて腰を高速で動かしてる。

流石、若いよな。
ヤリたい時期だしな。
と、変に感心してしまう。

と同時に、
マークにしたら一回り以上歳上のオバサン相手に、
よく勃つよなとも思う。

普通にルックスも良いし、モテるだろうに。



直子も、多分俺では満足出来ないんだろう。
気持ちも冷めてしまってからは、
そんなに夢中にもなれず、
おざなりになってしまったからな。



マークが俺に気付いて、ワンテンポ遅れて動きが止まる。
マークは焦って離れようとするが、
逆に直子はそんなマークに脚を絡めて、
背中に回した腕を更に強めているようだった。


「そういうことか」

俺はそう言うと、部屋を出た。
もう、直子のことはどうでも良いと思った。


楽器を背負い、器材や衣装を入れたキャリーバッグを引っ張りながら
トボトボと歩いた。
こんなことなら、朝まで飲んでいれば良かった。

生憎タクシーも捕まらない。


ふと気付くと、
美和さんのマンションの前まで歩いていた。


LINEで、
「もう寝ちゃいましたよね?」と打つと、
すぐに既読になって、返信が来た。

「まだ起きてる」

「あの…
部屋に入れなくて」

「どしたの?
鍵、無くしたの?
何処に居るの?」

「美和さんのマンションの下」

「何にもしない自信があるなら、
おいで。
901だよ」


俺は躊躇わず、901のチャイムを鳴らした。
直ぐにエントランスのドアが開いた。
エレベーターで上がり、ドアの前に着くと、
チャイムを押す前にそっとドアが開いた。


「どうぞ」と美和さんは小さい声で言った。


俺は少し泣きながら部屋に入った。
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