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ラストソング
第5章 恋愛成就
朝、起きてからも、もう一度愛し合おうと思ったけど、
擦れてしまってちょっと痛いというので、
丁寧に舐めてあげた。

確かに赤くなってて、少し痛々しかった。

「あのね…私もする」と言って、
俺のをそっと握られた時は、
いきなり大きく硬くなってしまった。

横になりながら、お互いのを舐めたり触ったりしてると、

「ダメ。出来なくなっちゃう」と、
美和さんが腰を引いて離れようとするので、
腕でお尻を掴んで逃げられないようにして舐めた。


美和さんの舐め方は、物凄く気持ち良くて、
元の旦那さんに少し嫉妬した。

でも、女じゃ勃たないとか、出せないとか言って、
あれこれやらせてたんだろうと思うと、
怒りの気持ちと、美和さんが可哀想な気持ちにもなった。


俺は変に我慢したりしないで、
結構呆気なく射精すると、
慌ててティッシュを渡した。

「飲んじゃった」とあどけない顔で言われて、
泣きそうになった。


「そんなことしなくて良いのに」


「どうして?洋平さんだって、私のを飲んでくれてるでしょ?」と言われて、思わず抱き締めて本当に泣いた。


「お腹空いたね?ご飯に行こ?」

シャワーを2人で浴びて、
また、ヤリたくなったけど、
ここで無理矢理では、
大事にするとか、優しくするとか、
痛くしないからとか言ってたことが全て反故になるから、
グッと諦めた。



1泊幾らするんだろうというホテルの朝食は、
偉く豪勢で美味しかった。

チェックアウトして、新幹線駅までタクシーで移動した。
荷物が多いからとグリーン車に乗ったけど、
俺にとっては初めてのグリーン車で、
美人の車掌さんが、おしぼりとか持って来てくれるのにオドオドしてしまった。

美和さんは、パソコンを起動して仕事を始めてたから、
俺はウトウト寝てしまった。


東京駅からも荷物が多いからとタクシーで移動した。

部屋に帰ると窓を全部開けて換気をすると、

「私、仕事の続きするね」と言って、
焙じ茶を入れたマグカップを手に自室に籠ってしまった。

俺は、
「防音室、お借りします」とLINEして、
ギターの練習とボーカルの練習をして、
曲を作って過ごした。


夕方、美和さんからLINEで、
「外出してくるね」と来た時は、ギター弾いてて気が付かなかったけど、後から見て、
「ひょっとして」と思って、俺も外出した。
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