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ラストソング
第8章 最後の聖戦
レコ発ツアー最後のライブまで2週間を切った。

火曜の夜遅くに珍しく美和さんからの電話があった。

「荷物が多くて、エントランスまで取りに来て欲しい」と言うので、急いで下まで降りると、
エントランスの中にも入れず、多分タクシー降りたままの着物姿の美和さんが文字通り凄い荷物で立っていた。

「東京駅までゲンさんも手伝ってくれてタクシーに乗ったけど、もう無理」と笑う。

何しろギターケースまであるから、本当に大変だったと思う。

お付きの人のように、全部荷物を持って部屋まで上がった。

「ちょっと着物脱いでくる」という美和さんを止めて、

「もう1回、見せて?」と言った。
髪を上げてるうなじの白さに興奮して、耳から首筋にキスをしながら、
「綺麗だ。会いたかった」と言うと、
「一昨日会ったばかりでしょ?」と笑われた。

「紐とかグルグルなの。脱いで来ても良い?」
と言うから、

「ダメ!
じゃあ俺の前で脱いで」と言ったら、

「もー!!面倒くさいなぁ」と言って、
本当に帯を解き始めて、着物も脱ぎ始めた。

「美和さん、ダメ!
エロ過ぎて押し倒しそうになるから、
俺、シャワー浴びてくる!」と逃げ出した。

美和さんが鈴のような声で笑ってるのが後ろから聞こえた。

肌着みたいなとこまで脱いだ美和さんが、脱衣所まで来てるのが、
翌日のドア越しに見えた。

「洋平さん、お湯、張っておいて。
疲れて死にそう。早く湯船に浸かりたい」と声を掛けられた。

俺が出ようとすると、美和さんは俺の手を引っ張ると、

「お願い。身体洗って、
背中マッサージして?
もう倒れそう」と言って、ふらついてしまう。

俺は慌てて美和さんを支えると、
壁に捕まらせるようにしてシャワーのお湯を掛けてからボディソープを泡立てたスポンジで背中から洗い始めた。
足先まで丁寧に洗うと、
俺の方を向かせて俺に捕まらせると、前を洗った。

美和さんは、目を瞑ってフラフラしてて、
今にも倒れそうだ。

そのままバスタブに入らせて座って貰って、上向きで外に向かって頭を出させて、
髪も洗ってトリートメントをつけてから洗い流した。

向きを変えさせてバスタブに浸かって貰ったが、
油断するとバスタブに沈みそうになるから、
俺は慌ててザッと身体についた泡を流して入ってすっぽり美和さんを後ろから抱き抱えた。

美和さんは夢の中だった。
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