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あおい風 あかい風
第6章 いとこ
 パンティを脱がそうとするが、結月が協力しないため 思うようにできない。全身に舌と唇をはわせながら下まで移動し 両手で脱 がせた。
 露わになったヘアに頬ずりするのがわかる。
 結月は顔そそむけた。黒光りするグランドピアノの屋根に 結月の息で白い輪ができて すぐ消えた。

 片膝が折られ 何かぬらっとしたものが入ってきた。ぞっとした。秘所を舐められているのだ。舌は どこか一箇所を執拗に舐める。
 黒い屋根に さっきより大きな白い輪ができて 消えた。

 「ここを 誰が掃除するのだろう」と思って目を閉じた。
 「きれいだね」

 これ以上 何も言って欲しくない。静かに 湧き上がってくる熱い疼きを味わいたい。
 たゆとうような快感が いきなり鋭い痛みに変わった。すぐに 彼が入ってきたのだとわかった。初めて経験する引き裂かれるよう
な痛みに 耐えても身体が弓なりになる。決して 初めてなのだと知られたくない。いよいよ動きが激しくなり 結月は 彼を突き飛ば
すのを我慢するのが精一杯だった。さっきまで潤っていたそこはすっかり乾いて 痛みはひどくなる。

 「いい? いい? いくよ」
 その言葉の馬鹿ばかしさから 開放されたい。
逃れようとしたのか 腰をひねると ぽんっというような明るい音がして 彼はグランドピアノの屋根に放出した。どくっどくっと出
てくるそれをみてしまい 吐きそうだった。
 
 その後、何度か 彼はセックスをしたそうに誘ってきたが キス以上はやんわり避けた。
 音楽室に 鍵を掛けることが噂になっているとほのめかすと 彼の大胆さは影を潜めた。

 相変わらず 彼のチェロは素晴らしかった。弦を走る彼の指を見ると あんなことせずに 素晴らしい音を出すためだけに使えばいいのに、と思う。物欲しげに結月を見つめる視線に 時折、息がつまるような耐え難さを感じるようになり 受験勉強を理由にレッスンは辞 めた。

 それっきり 会っていない。
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