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第6章 攻守交代

「今日の主役は誰かわかってます？」

ベッドの上にお尻を移動させた美咲が情けない顔になっている杉浦に問いかける。

「まゆちゃん？」

「そうですよ……まゆちゃんを楽しませるために杉浦さんを呼んだんですから、自分の射精欲に走っちゃだめですよ……ということで、協力お願いしますね」

そこまで言ってから、美咲がその先はまゆには聞こえないように杉浦に耳打ちする。

「ごめん……つい興奮しちゃって……反省して、協力します……」

杉浦の返事を聞いてもまゆには美咲が杉浦にどんな協力を頼んだのかわからない。

「心配しなくても大丈夫よ……まゆちゃんを気持ちよくしてあげる相談をしただけだから」

美咲がまゆに向かって微笑むが、美咲の言葉と笑顔が逆にまゆを不安にさせる。