この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第2章 秘密のアルバイト

(晃に細かいこと教えなくて良かった)

 宵は半同棲中の恋人のことを思い、安堵のため息をつく。嫉妬深い晃のことだから、ハプニングバーでバイトを始めたなんて言ったら即やめさせられそうだ。

「わかってると思うけど、本当なら高校生が働いていい店じゃない。バレないようにしろよ」

 春加からの念押しに、宵は腑に落ちない気分で一応頷いた。だったら高校生である自分に声をかけるなと言いたい。あの日も今日のように制服だったのだから、自分が高校生だということは一目でわかったはずなのだ。
 十分ほどでアパートの前に着いた。
 車を下りようとしたところで思いだし、宵はズボンのポケットを探る。
 折り畳まれた万冊を春加に差し出した。

「そういえばこれ、あのオジサンに貰った。二万。チップだって」
「……ふーん」
「ふーんじゃねーよ。どーしたらいいんだよ、これ」
「貰えばいいじゃん」
「……やだよ、あとあとめんどくさそうじゃん」
「あたしに言われてもねー。受け取ったおまえが悪いんだろ」
「ドリンク持ってる時にポケットに入れられたんだよ」
「ならあとで自分で返しな」
 
/704ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ