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Memory of Night 2
第15章 海

明に手招きされる。浮き輪一つは、宵たち三人が部屋で準備をしている間に明が膨らましてくれていた。だが全て持ち物を膨らませてしまうと持っていくとき大変なので、空気入れごと持ってきて残りは海ですることにしたのだ。
宵が開いたパラソルに近付くと、明からビーチボールを渡される。
「昼はどうする?」
と晃。
「お店混んでそうだよね。買ってきてここで食べる?」
「そうするか」
大山も頷く。
「じゃあ俺適当に買ってくるよ、飲み物も」
晃はそのまま買い出し役を買って出た。
「よろしくー!」
そうして手分けをしつつ、準備を整えていく。
明が持ってきたのは足踏み式の空気ポンプだった。すぐにスイカ模様のビーチボールは膨らむ。
同じくらいのタイミングで、大山もビーチパラソルとシートを敷き終えていた。
「次こっちの浮き輪もー」
「二個もいる?」
「え、とりあず全部膨らませちゃえと思って」
「使うときでいーだろ、空気抜くのめんどくせえ」
「えー」
宵の言葉に、明が頷く。膨らませたものはがさばり、狭いピーチパラソルの下を圧迫していた。
それに加えて潮干狩り用のセットやモリまで。

