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Memory of Night 2
第20章 秘密のお薬

「君が可愛いから」
「や、あ……、あ、んうっ」
可愛いから苛めたくなってしまうのだ。
宵は夢中で抜き差しし、腰をまわす。なりふり構わないのがたまらなくエロい。晃は両手で宵の乳首をくりくりと刺激した。
「あ、だめ、やああっ」
「感じすぎて苦しい?」
こく、こく、と何度も頷く。すでに涙が頬を伝い、晃の腕に落ちる。
「……ここ、ほどいてほしい?」
「んあ、……んん……っ」
張り詰めた欲望に触れる。指でつーっとなぞると、宵は全身を震わせた。
「イカ……て、あきら……」
喘ぎに混じった上擦った声。晃は笑った。
「……いいよ。俺もイっていい?」
「……ん」
宵が朦朧とした様子で頷く。
「激しく動くよ」
晃は宵の唇を塞ぎ、力強く腰を突き上げた。
「ん、ふう……あふ……っ」
最初はゆっくりと、徐々にスピードを速め、晃は自分を高めていく。反射的な体の反応なのか意識的に宵がしようとしてるのか、宵の中は何度も締まり、晃を絶頂へと導いた。
「は、イキそ」
唇を離し、宵の耳元で囁く。
「宵、一緒にイク?」
「あ……、あん、ん……っ」
ただ喘ぐばかりで、宵の返事はわからない。だから晃は勝手に肯定と取ることにした。
「……っ」
晃はタイミングを見計らい、宵の根本を縛っているヒモをほどいた。
「あああ……っ!」
その瞬間宵の全身が大きく痙攣し、同時に中の締め付けもことさらきつくなる。
宵が勢いよく白濁を放つのと、晃が宵の中で絶頂を迎えたのはほとんど同じタイミングだったーー。

