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Memory of Night 2
第32章 雪

ーー冬は、あっという間に月日が過ぎていった。十一月末には高校最後の三者面談があり、進路のこともあるのでさすがに志穂もちゃんと呼んだ。
第一志望は担任の倉木が提案してくれた公立の大学で、経済学部に決めた。模試も一応受けていたが、進路を決めるのが遅かったため二回ほどしか受けれていない。が、二回ともB判定だった。志望している大学を充分狙えそうだという。
滑り止めの大学は一つだけ受けることにした。地元の私立だが、本命と同じく国英社の三科目で受験でき、なおかつ入学金の締め切りが遅めのところを選んだ。
同時期に、バイト先のハプニングバーローズでも、ポスター撮影の準備が着々と進んでいた。
宵は一度、ローズの男性スタッフに体のサイズを測られた。衣装を用意するためだという。
どんな格好をさせられるのか不安しかないが、それこそ大学に行くための資金調達のためなので、今さら嫌だとも言ってられない。
忘年会も兼ねているということで、もう高校最後の旅行として楽しむしかない。メンバーは高校関係ないけれど。
そんな感じで、月日は目まぐるしく過ぎていった。
そうしてサンタやトナカイのコスプレ蔓延るクリスマスイベントが終わると、あっという間にポスター撮影の日はやってきた。

