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第8章 公平の進路

夏休みに入っても公平は雪の相手は翔にさせてあみのメールは無視して真里のメールは半分無視して残りは応えてやっている…玲衣から同じ方法を希望されたので今まで通りにした…

唯一保存してある録画だけは直接手渡しで渡しパソコンからデータをUSBに移し残ったものは消去した…

8月に入って結果が明日分かるので早々に寝て…翌日大学に行く…

…結果はダメだった…やはり高望みし過ぎたかと思って…次策の手を打つ…

秋の編入試験を直接受ける手続きを進める…

夏休みは去年とあまり変わらずみんなで遊び海にも行った…

翔「留学ダメだったのか？」

公平「ああ…まぁ当然だろうけど…次の手をもう打った…」

翔が安心していたが…

翔「！？次の手？」

公平「ああ…秋に直接編入試験を受ける！」

翔「お前…それは無茶だろう？」

公平「かもな？まぁやるだけやってみるさ…だから俺は女相手してる場合じゃねー…あみなんとかしないと…邪魔だ…」

翔は…呆れて…

翔「…大学のミスを邪魔って…」

そんな話を夏休みの終わりに話し公平は編入試験を受ける為アメリカに飛んだ…

費用は両親が負担してくれた…向上心があるならと用意してくれた…
ハッキリ言ってめちゃくちゃ難しい試験だった…

…やっぱり無理があったか？そう試験を終えて一度帰国した…

結果は大学に通知されるらしい…

一週間ほどして呼び合格だと言われ…

合格した人間から辞退…もしくは事情で入学出来ない人がいた場合公平が繰り上げ合格になるらしい…

費用を出して貰った以上結果報告をすると…

父「！！公平…凄いな…もしダメだったら少しランク落として来年もう一度やるなら言って来なさい…費用は出すから…」

公平「…うん…ありがとう！」

年によって違うが滅多に辞退や事情で入学しない人間はいない事は承知していたのでもう一年このまま過ごす事になった…

留学の件は翔と玲衣がそれぞれ公平より成績の良い知り合いに申し込みさせたことが功を奏したのかは不明だが阻止した…

編入試験は流石に無理だと思っていたがまさかの呼び合格…ヒヤッとしたが色々表沙汰になる事は防いだが…

公平はまだ諦めて居なかった…それを知ったのは翌年また編入試験を受けに行った時だった…