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オッドアイの青年
第2章 童貞卒業…
飯を食べ海で花火をしようと皆で出て行くのを公平は…

公平「あっ悪い…先行っててくれ…ちょっと電話…」

そう言って皆が出て行くのを尻目に少し離れたところで鳴っている携帯をタップする…

公平「もしもし?どうしたの?俺今…うん…」

相手は父親で滅多に掛けて来ない…と言うより初めてだった…

親父の話はこの秋に転勤することになる事と住んでいるマンションを他人に貸すらしく一度戻って自分の必要な物だけ今の部屋に移すようにしろと言うので部屋にある物で必要なものは特に無い事と母に一切を任せてしまう…

唯一アルバムなど記念品だけこちらに送るか持って行って欲しい事を伝え携帯を切って皆の元に行こうと一度部屋に戻る…

父親は商社マンで公平が中学生になる少し前に本社勤務になってもう余り移動もない事から今のマンションを購入したらしい…

…がこの不景気で立て直しの為父親が責任者として行く事になったらしい…

親にはマンションの家賃、光熱費とは別に生活費で10万を出して貰っている…

それとは別に5万〜8万がアルバイト代で入って公平は高校卒業時に自分名義にした携帯代と衣食の諸々を賄う…

お年玉なども貯めていたので貯金もあるが1ヶ月に掛かるお金は出して貰っている分で賄える事でアルバイト代はこう言った遊びに行く費用になっている…

部屋に戻り皆のところに行こうとしたら後ろから…

雪「…あっ公平君…まだ居たの?」

振り返って見れば宝生雪が立っていて最近やたらと声を掛けて来る…今回来た中でも美人の部類に入って狙っている奴も多い…

公平「ああ…電話してた…雪はなんでここに居るんだ?」

雪「私はトイレに…行って戻ったら皆居ないから…」

公平「ああ…花火しに行ったよ…俺も行くから一緒に行くか?」

雪「…ねぇ…公平君…私と付き合って…私…公平君が好きなの…」

…公平はまたか…と言う思いでそれを聞いた…告白してくる大半は公平の外見だけしか見ていない…

公平「…うーん…悪いけど…ごめん…」

雪「!!…」

赤くなって目を閉じて返事を待っていた雪が目を開いて揺れる瞳から溢れそうになる涙…

唇を噛んで…俯いて…

雪「……分かった…ごめんね?…でもお願いがあるの…一度だけ聞いてくれない?」
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