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玉蘭花の香り
第5章 もっと近くへ

ロンは前夜以上に私を優しく蕩けさせるように、
身体中を優しく撫でて愛してくれた。
何度もキスをして、
でも、痛くはないかと心配してくれて、
それ以上のことはしなかった。
「私も…」とそっと手を伸ばすと、
ロンは優しく笑って、
「ダメダメ。直ぐに出ちゃうから」と言って、
腕枕をしながらあれこれ話をした。
「明日は1日中、一緒に居られるな。
本当は帰したくない」
額にキスして、
「美香さんは、僕のお姫様だ。
僕は…王子じゃなくて、美香さんを守る騎士かな?」
「違うわ。
ロンは私の王様よ?」
「そうなれたら良いけど。
頑張るよ」と、ギュッと抱き締めてくれて、
色々な話をして夜更かしした。
翌日、2人でのんびり朝食を取ると、
ロンは自分の家や職場を見せたいと言った。
幾つかの店舗の他、マネージメントをしているような会社も回った。
途中でお父様やお祖父様にもお会い出来たので、
前夜の食事のお礼を言うと、
「また、直ぐに会えて嬉しい」と言ってくれた。
自宅は恐ろしいほど大きくて、
正直驚いてしまった。
同じ敷地に父方、母方の祖父母の家もあるとのことで、
2人のお祖母様達と昼食をいただいた。
野菜たっぷりの料理はどれも美味しくて、
たくさん食べてしまった。
ロンもこんなお料理を食べて育ったと思ったら、
教えていただければどんなに素敵だろうと思った。
「こんなお料理、自分で作れたら素敵!」と言うと、
「今度来た時に、一緒に作りましょうね」と、
母方のお祖母様が笑った。
「私はね、お料理苦手で、
お手伝いさんが作るのよ。
でも美味しいモノを食べるのは大好き!
日本のお料理も好きよ」と、父方のお祖母様が悪戯っぽい顔で笑った。
その後、ロンは代々、節目ごとに見て貰っているという占い師の処に私を連れて行った。
殆ど台湾語だったので、殆ど言っていることは判らなかったけど、
帰り掛けに占い師の女性は私の手を両手で握って目を瞑ると、
にっこり笑った。
そして最後にロンに、
「この人で間違いない。
でも大きな障害があるかもしれない」と言ったそうだ。
外に出てロンに、
「もしも占い師さんが、私じゃダメって言ったら、
どうしてたの?」と訊くと、
「絶対、美香さんが僕の運命の人だって確信してたから」と言って抱き締めるとキスをした。
身体中を優しく撫でて愛してくれた。
何度もキスをして、
でも、痛くはないかと心配してくれて、
それ以上のことはしなかった。
「私も…」とそっと手を伸ばすと、
ロンは優しく笑って、
「ダメダメ。直ぐに出ちゃうから」と言って、
腕枕をしながらあれこれ話をした。
「明日は1日中、一緒に居られるな。
本当は帰したくない」
額にキスして、
「美香さんは、僕のお姫様だ。
僕は…王子じゃなくて、美香さんを守る騎士かな?」
「違うわ。
ロンは私の王様よ?」
「そうなれたら良いけど。
頑張るよ」と、ギュッと抱き締めてくれて、
色々な話をして夜更かしした。
翌日、2人でのんびり朝食を取ると、
ロンは自分の家や職場を見せたいと言った。
幾つかの店舗の他、マネージメントをしているような会社も回った。
途中でお父様やお祖父様にもお会い出来たので、
前夜の食事のお礼を言うと、
「また、直ぐに会えて嬉しい」と言ってくれた。
自宅は恐ろしいほど大きくて、
正直驚いてしまった。
同じ敷地に父方、母方の祖父母の家もあるとのことで、
2人のお祖母様達と昼食をいただいた。
野菜たっぷりの料理はどれも美味しくて、
たくさん食べてしまった。
ロンもこんなお料理を食べて育ったと思ったら、
教えていただければどんなに素敵だろうと思った。
「こんなお料理、自分で作れたら素敵!」と言うと、
「今度来た時に、一緒に作りましょうね」と、
母方のお祖母様が笑った。
「私はね、お料理苦手で、
お手伝いさんが作るのよ。
でも美味しいモノを食べるのは大好き!
日本のお料理も好きよ」と、父方のお祖母様が悪戯っぽい顔で笑った。
その後、ロンは代々、節目ごとに見て貰っているという占い師の処に私を連れて行った。
殆ど台湾語だったので、殆ど言っていることは判らなかったけど、
帰り掛けに占い師の女性は私の手を両手で握って目を瞑ると、
にっこり笑った。
そして最後にロンに、
「この人で間違いない。
でも大きな障害があるかもしれない」と言ったそうだ。
外に出てロンに、
「もしも占い師さんが、私じゃダメって言ったら、
どうしてたの?」と訊くと、
「絶対、美香さんが僕の運命の人だって確信してたから」と言って抱き締めるとキスをした。

