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玉蘭花の香り
第8章 もう一つの災い
「ロン、お願いがあるの。
この新店舗は、私とロンの子供みたいなものだから、
言うことを聞いてくれる?」

「なんだい?言ってみて?」

「アンディを、こっちの新店舗の責任者にしたいの。
アンディが私の名に誓ってくれたのなら、
私もアンディを信じる証として、
責任ある立場に立って、
ロンとロンの会社に貢献出来るポジションを提案したい」

ロンは驚いて、私とアンディの顔を見た。

アンディも驚きのあまり、声が出ないようだった。


「その代わり、アンディが私の顔に泥を塗るようなことをしたら、
私、絶対に許さないから!
アンディ、頑張れる?」と言うと、
アンディはポロポロと涙を流しながら、

「絶対に美香さんに泥を塗るようなことはしません」と言った。


「アンディは、私達のファミリーよ?
一緒に頑張りましょうね?」と優しくハグをすると、
アンディは跪いて、手の甲にキスをして、
ロンに対しても、
「出来る限りのことはします。
宜しくお願いします」と深く頭を下げた。


「さあ、忙しくなるわね!」と笑うと、
アンディは泣きながら笑って、涙を拭った。


そして、その後は、
メニュー開発やインテリアのことを一緒に考えることになった。



ロンは、心の中で舌を巻いていた。

すっかりアンディを手懐けている。
そして、メニュー開発は、
外国人観光客や駐在員の妻が楽しめる内容に特化するなど、
きめ細かいものを具体的に提案して進めている。

父や祖父が言う通り、
美香さんには会社経営の才能があると思った。



そんなことをロンが考えてるとも知らず、
私は純粋に初めて取り組むことを楽しんでいた。



そんな時に、もう1つの災いが訪れた。
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