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玉蘭花の香り
第8章 もう一つの災い
夏の終わりに、最初にロンと出会った方の店舗で、
ロンのお父様とお茶を飲んでいた時に、
思いがけない客がやってきた。

優子さんだった。


彼女は顔を歪めながら、
「大人しい顔をして、あんたもあの長身の男とヤッてたんでしょ?
浮気してたくせに、駿のこと、破談にして、
メチャクチャにして!
この店の息子と結婚ですって?
許せない。
私、アンディってコに犯されたって言ってやる。
この店もあんたのことも、あんたの旦那も、
全部メチャクチャにしてやるわ!」と言うだけ言って、
出て行ってしまった。


私は青ざめた顔で震えが止まらなかった。

お父様は心配して、
私の手を握り締めると、

「アンディを!」と言った。


そして、アンディに、今の話を説明して、
どう言うことなんだ?と静かに言った。


「僕は…確かにあの女性とセックスしました。
ご迷惑を掛けてしまって申し訳ありません。
ここを辞めます」と頭を下げた。


「いいえ!
お父様、アンディはしつこく誘惑されて、抗えなかっただけです。
彼女は、酷い女性です。
私の婚約者とも関係を持ち、
学校の生徒達も誘惑しては複数と関係を持っていました。
アンディが抗えなかったのは仕方がないですし、
好意を持って改めて連絡さえしようとしてたのに、
嘘の連絡先を掴ませるようなことをしてました。
もしも、彼女が何らかのアクションを起こすなら、
私は全力でアンディとこの店を護ります。
ロンも私と同じ気持ちです。
アンディは、彼女以外にこのようなことはしていません。
信じてください」と言うと、

お父様は、
「美香さんがそう言うのなら、判ったよ」と頭を撫でてくれた。


そして、アンディには、
「良い主人を持ったな」と笑った。


「私にもそれなりの力はあるから、
彼女のことは問題ではない。
裁判になるなら闘うし、
三流マスコミにリークするなら、
徹底的に叩き潰すから」と言った。


そして、その通りになった。

マスコミにリークしたが、
寧ろ期待するのとは反対の対応になった。
友人の婚約者を平気で寝盗る毒婦。
未成年の高校生を複数誘惑する悪女。
マッサージ店でも無理矢理若い男性を誘惑した年増女。

その後慌てて日本に帰国したという。

そして、再発防止の為、個室の管理や社員教育をしていることを謳うことで、店の業績は寧ろ伸びることとなった。
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