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玉蘭花の香り
第10章 2つの結婚式
披露宴というより、本当に顔合わせをしながらのお食事会という感じなので、
それぞれ、英語や簡単な中国語や日本語で話をしながら和やかな時間を過ごした。


特に医者をしている叔父は、
ロンのお父様と大学時代机を並べていたということで、
とても嬉しそうに昔話をしていた。


2人の祖父は、
すっかり意気投合した感じであれこれ話をしては乾杯し、
また話をしては握手をしている。


女性陣は、お互いの着ているものの話や料理の話をしているようで、
私の着物の下の見えない処に、龍に因んだ文様をあしらっていると聞いて、ロンの2人のお祖母様達は本当に喜んでくれていた。


弟は、ロンのお兄様のパートナーさんが弁護士だと聞いて、
お兄様も交えて3人で話をしていた。


思い出したくもない5月の結婚披露宴とは違い、
本当に心が温かくなるような1日だった。


久々に会った従兄弟達からは、
お祝いだと言って、
ファミリアの箱を渡された。
中には、赤ちゃんの着る肌着やお洋服、パイル地の小さい玩具が詰め込まれていた。


「すぐに役に立つでしょう?
本当におめでとう!!」と言われて、
少し紅くなって、ロンと見つめ合ってしまった。

1番年長でたくさん勉強も見てくれた従兄弟が、
ロンに握手をしながら、
「美香ちゃんは、僕達みんなのお姫様だったんだ。
宜しく頼んだよ?」と言った。


「勿論です。
美香さんを全力で一生護ります」とロンは答えて、
私の手を握りしめた。



最後に、私の父とロンのお父様がスピーチをして披露宴を締め括り、
ホテル内の写真館で家族写真と、ロンと2人の写真を何枚も撮った。

両家揃っての写真は本当に嬉しくて、
式場内や写真館だけでなく、
館内でも撮影していただいた。



プロポーズ記念にと撮影した時と同じカメラマンさんで、
「次は赤ちゃんを抱いてお宮参りのお写真、撮らせてくださいね」と言われて、また、私は紅くなってしまった。
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