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便利屋 何でもしま~す…
第3章 欲望の渦
夏も終わりに近づき秋の気配も感じられる中で、京太郎は、変わらぬ日常を過ごしていた……

ただ、小さな仕事だが少しずつと忙しくなっていた……

暑さも和らいだせいか……
庭の草取り、草刈りと言った仕事、犬の朝夕の散歩など、取り敢えず何でもこなしていた……


そんなある日、一本の電話が入った……
ハ~イ、便利屋 〇京です……

ハイ、ハイ、解りました……一度、伺いますのでよろしくお願いいたします……
その依頼者は、徳大寺 由美……と、言う人物であった……
もしかしたら、あの由美に間違いないだろうと、京太郎は思っていた……エリに会った時に、エリは紹介してあげるよ。とか言ってたから……話を出して置いてくれたのだろうと思った……。
庭木の手入れと草取り等の庭の管理作業であった……

京太郎は、妙なドキドキ感と、微かな震えのような物を感じた……

後日、京太郎は由美の家を訪れるのだった……

そこは、閑静な住宅街だったが、少し目立つ立派な邸宅であった……
敷地周りに塀が巡らされていて、広い庭に樹木が何本も植えられていた……

門とガレージがあり、表札には、徳大寺の名があった……

由美は、社長夫人、自分は、セコセコ働いている……仕事人…? 格の違いは有るものの、どんな生活しているか知りたい欲望が湧いてきた…
門の前に立ち……チャイムに指を当てた……。
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