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不誠実なカラダ
第4章 愛されたい それよりも
いつもは、ホテルに入ると、キスで責めてくるくせに。

「怒ってるんですか?」

「えっ?」

「他の男とヤッてたから、怒っているんですか?」

私は率直に、部長に尋ねた。

「だったら、素直に怒って貰った方が、すっきりします!」

じーっと見つめる私に、部長はフッと鼻で笑った。

「何が可笑しいんですか!」

「いや、年下の女性に、こうも気持ちを見透かされていたとはね。」

「えっ……」

すると部長は、私を抱き寄せた。

「君の言う通りだ。君を他の男が抱いているかと思うと、腸が煮えくり返えそうになる。」

「部長?」

「驚くんだ。自分の中に、こんなにも嫉妬に似た、熱い感情があるだなんて。」

「あっ……」

部長の舌が、首筋を這って、快感が教え寄せて来た。

「部、部長……」

アッと言う間に、部長に押し倒されて、私はその手で、裸にされた。

「もう、他の男に抱かれるな。」

熱い瞳が、私を包む。
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