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フレックスタイム
第11章 フレックスタイム
帰宅しての家族での夕食で、
会社の役職のことと、
妊娠したかもしれないことを報告した。


「ほら?
わたくしが言った通りでしょ?」とお母様が笑う。


そしてケンは、
「赤ちゃん?
弟なの?妹?」と訊く。


「生まれてみないと判らないのよ?
小さくて可愛いから、
面倒みてくれる?」


「良いよ。
レンと2人で守ってあげるから、
大丈夫だよ?」と、
少し誇らしげに笑った。



そして、レンの時と同じように、
9ヶ月になる少し前まで、
フレックスタイムでリモートワークも取り入れつつ、
仕事を続けた。

自分で創設したドリームルームにケンやレンを連れて行って、
仕事をすることも頻繁にあった。


あんなに愛したっていた翔吾さんは、
すっかり「心配モード」になってしまうのも、
レンの時と同じだったけど、
それも含めて安心なマタニティライフを過ごせた。


そして、予定日の1週間前が帝王切開の日というのも、
前回と同じだった。

翔吾さんが一緒に泊まり込んでくれて、
翌日の午前中に無事に出産した。


…また、男の子だった。


「ほらね?」と、
翔吾さんが得意げな顔をするのを見て、
笑いたかったけどお腹の傷が痛くて笑えなかった。


10日ほど入院してから、家に戻ると、
また、1階に寝室を整えていてくれた。


レンが、
「マミーを取られた」と、
少し赤ちゃん返りしたような様子もあったけど、
沢山抱き締めてあげたのと、
ケンがなんだか、言い聞かせてくれたみたいで、
張り切って弟の世話をするようになってくれた。



名前は、心と書いて、
シンと名付けた。


3ヶ月ほどの育休をしてから、
リモートワークで仕事に復帰して、
半年後にはフレックスタイムで出社もするようになった。


ドリームルームには授乳室も作ったりしたので、
親子での出社も問題なかった。


他にも親子出社をする若い社員も居たりするので、
育児しながらの仕事のことや、悩みなども聞けて、
業務改善にも活かすことが出来た。


会社としてもマスコミの取材もかなり受けるようになり、
そのことで思わぬ来客を受けることになった。
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