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フレックスタイム
第12章 予期せぬ来客、そして…
「今日は、裸族で百合を抱けないな」

「そうですね。
でも、たまには良いじゃないですか?」と言って、
翔吾さんの額にキスをする。


レンとシンが、
「マミーの隣は譲れない!」とうるさく言うので、
私の両隣にレンとシンが横になった。
でも、寝相が悪いシンは、
途中でベッドの下に転がり落ちてしまって、
ブランケットを掛けてあげることになった。


翔吾さんの隣に横たわったケンは、
「マミーをここに連れて来てくれてありがとう」と、
翔吾さんに言っていた。


「ま、可愛くて一目惚れだったからな」と、
翔吾さんは顎の下を掻きながらケンに真顔で答えていた。


「マミー、本当に可愛いもんね?
可愛いけど、強い」


「だから、最強の秘書だったんだよ。
でもって、家では俺のボス」


「みんなのボスだよね?」


「でも、姫様でもあるから。
突然、闘ったりするから、
俺たちで護らないとな?
本当に、無鉄砲な処があって、
危ないから」


「うんうん。
護っていくよ」


そんな会話を子守唄にしながら、
私は幸せな眠りについた。




これからも…
仕事はフレックスタイムで続けるつもり。

でも、家族のことは…
勿論、フルタイムで全力で愛し合っていきたいと思っていた。












(完)
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