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フレックスタイム
第12章 予期せぬ来客、そして…
「マミーはね、ダディと結婚する前に結婚してて、
子供も居たの。
でもね、4歳の誕生日に死んでしまったの」
ケンは驚いた顔をする。
「それで、哀しくて、
誰かと話をする必要もなくて、
家からも歩いて通えるからって、
ダディの会社でお仕事することにしたの。
ダディが1人でケンを育てなきゃいけなくなって、
お手伝いさんも辞めてしまって困ってる時に、
ケンの幼稚園の送り迎えを頼まれたのがきっかけで、
このお家にきたのよ」
「覚えてるよ。
マミー、クッキーを一緒に焼いてくれたよね?」
「ケン、凄く寂しがり屋さんで甘えん坊で、
とても可愛かった。
亡くなった子供と同じ位の歳だったから、
子育ての続きをさせて貰ってるような気持ちだった。
でも…
亡くなった子供の代わりと思ったことは一度もないの。
ケンは、ケンだもの。
そして、ケンだからこそ、
可愛いって思ってた。
私のことを大好きっていう気持ちをたくさんたくさん見せてくれたから、
本当に嬉しくて幸せだったの。
ケン、本当にありがとう。
これからも宜しくね?
お兄ちゃまとしてもだけど、
運動神経のないマミーを護ってね?」と言って、
ケンを抱き締めた。
ケンも私を抱き締めてくれる。
「マミーは、会った時から優しくて可愛くて、
本当に大好きだった。
ダディより、僕が結婚したかったくらい」
「だから、ケンがくれた『こんにゃくうびわ』、
ずっと嵌めてるのよ?」と、
小指の指輪をそっと撫でた。
「おいおい、なんで2人で仲良くしてるんだよ?
ダディもハグしてよ?」と、
翔吾さんが2人をふんわり抱き締める。
すると、その後ろからバタバタとレンとシンも部屋に入って来て、
「お兄ちゃん、ズルいよ?
僕もハグする」
「僕だって!」と、団子のようにハグしてくる。
「あああ…
百合は僕のなんだから、
3人とも離れて!」と、翔吾さんが子供みたいな顔で言うと、
「もう、ダディったら、子供みたいだよ。
マミーは、みんなのマミーでしょ?」と、
ケンが冷静な口調で言う。
「じゃあ、今夜は久し振りに、
5人で寝ましょう?
その代わり、寝相良くしてね?」と言うと、
「じゃあ、着替えてくる!」と、3人は自室に走っていく。
「ほら!
お家の中は走らないで?」と声を掛けると、
翔吾さんは私を引き寄せてキスをした。
子供も居たの。
でもね、4歳の誕生日に死んでしまったの」
ケンは驚いた顔をする。
「それで、哀しくて、
誰かと話をする必要もなくて、
家からも歩いて通えるからって、
ダディの会社でお仕事することにしたの。
ダディが1人でケンを育てなきゃいけなくなって、
お手伝いさんも辞めてしまって困ってる時に、
ケンの幼稚園の送り迎えを頼まれたのがきっかけで、
このお家にきたのよ」
「覚えてるよ。
マミー、クッキーを一緒に焼いてくれたよね?」
「ケン、凄く寂しがり屋さんで甘えん坊で、
とても可愛かった。
亡くなった子供と同じ位の歳だったから、
子育ての続きをさせて貰ってるような気持ちだった。
でも…
亡くなった子供の代わりと思ったことは一度もないの。
ケンは、ケンだもの。
そして、ケンだからこそ、
可愛いって思ってた。
私のことを大好きっていう気持ちをたくさんたくさん見せてくれたから、
本当に嬉しくて幸せだったの。
ケン、本当にありがとう。
これからも宜しくね?
お兄ちゃまとしてもだけど、
運動神経のないマミーを護ってね?」と言って、
ケンを抱き締めた。
ケンも私を抱き締めてくれる。
「マミーは、会った時から優しくて可愛くて、
本当に大好きだった。
ダディより、僕が結婚したかったくらい」
「だから、ケンがくれた『こんにゃくうびわ』、
ずっと嵌めてるのよ?」と、
小指の指輪をそっと撫でた。
「おいおい、なんで2人で仲良くしてるんだよ?
ダディもハグしてよ?」と、
翔吾さんが2人をふんわり抱き締める。
すると、その後ろからバタバタとレンとシンも部屋に入って来て、
「お兄ちゃん、ズルいよ?
僕もハグする」
「僕だって!」と、団子のようにハグしてくる。
「あああ…
百合は僕のなんだから、
3人とも離れて!」と、翔吾さんが子供みたいな顔で言うと、
「もう、ダディったら、子供みたいだよ。
マミーは、みんなのマミーでしょ?」と、
ケンが冷静な口調で言う。
「じゃあ、今夜は久し振りに、
5人で寝ましょう?
その代わり、寝相良くしてね?」と言うと、
「じゃあ、着替えてくる!」と、3人は自室に走っていく。
「ほら!
お家の中は走らないで?」と声を掛けると、
翔吾さんは私を引き寄せてキスをした。