この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フレックスタイム
第3章 秘書室の女
月曜日の朝、前日の説明の通り、
3人で家を出て、先に社長は車を降りて、
私はケンを幼稚園に送り届けてから出社した。


社長室の手前の秘書室のドアをノックすると、
「どうぞ」という社長の声が聴こえた。


「失礼します」とドアを開けると、
社長と伊藤室長が立ち話をしているところだった。


「おはようございます。
本日から秘書室に配属されました佐藤百合です。
宜しくお願い致します」と頭を下げた。


「お辞儀の角度も声も合格ですね?」と伊藤室長は社長に言った。

「じゃあ、伊藤さん、宜しくね」と言って、
社長は奥の部屋に入ってしまった。


「佐藤さん、君の席はここね?
僕の隣。
パソコンは、これを使ってくれる?
起動して。
IDは君のヤツだけど、
パスワードは毎週変わる。
今週のは、前週の金曜の夕方、メールで配信されることになってる。
今回のはこれ」と、私の手の平に指で4桁の数字を書いた。

「前のパソコンは、元のデスクから持ってきて、
今週中に必要なデータを共有に落としたら、システムに返却。
ここまで大丈夫?
じゃあ、パソコンを起動して?」と言った。



「社長の予定と関連しているものは、
ここのフォルダーにまとめてある。
ここに入る時のパスワードは、
さっきの毎週変わるヤツに、
月曜日の朝7時に変更される。
常に社長の最新の予定はここを見る。
変更が入りそうな場合は、僕に確認と報告。
ここを更新出来るのは、僕にしか権限はない。
社長自身もここは触れない」

私のパソコンを後ろから見ながら、
伊藤室長は淡々と説明していく。

「暫くは僕と一緒に行動して貰うよ?
あと、社長宛のメールのうち、
英語とフランス語と中国語の翻訳、
頼めるよね?
で、15時になったら外出して直帰ね?」


「それと、他のメンバーは後で紹介するけど、
一番年長者は僕。
次が池田さんていう女性で、
社歴は一番古い人で社長と同じ歳かな?
もう1人、田中さんは…今月で退職。
ご主人の転勤で海外赴任になるし、有給消化があるから今週末までの出勤」

「承知しました」

「毎朝、僕とその日の社長の予定の確認をする。
ちなみに今日は、
午前中が社長用の会議室で定例の役員会。
昼はランチミーティングだから、ハイヤー呼んでね。
店と出席者は、予定表からリンク貼ってあるから確認して」と続いた。




/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ