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フレックスタイム
第3章 秘書室の女
幼稚園に着くと、
ケンは、守衛さんの近くで、真剣な顔をしてしゃがみ込んでいた。

「ケン!お待たせ!
何してるの?」と言うと、
「リリィ!
あのね、蟻さんがミミズさんを引っ張ってるの」と言う。

いつまでも見てる様子だったけど、
阿部さんを待たせているし、
守衛のおじさんにも付き合わせてしまっているのが気になってしまい、

「ねえ、ケン?
お家のお庭にも、蟻さん、居るのかな?
知ってる?」と訊くと、

「見たこと、ない」と言う。

「じゃあ、オヤツ食べたら、
お庭で蟻さん、探してみる?」

「リリィも一緒に探してくれるの?」

「勿論、一緒に探したいな?」

「じゃあ、急いでお家に帰る!」


守衛さんに、
「また明日ね!」と手を振るケンと手を繋いでお辞儀をして、
車に乗った。


「リリィね、蟻さん、触れないの。
触って蟻さん、怪我したら可哀想じゃない?
小さいから…」というと、

「僕も触れないよ?
見るだけにしようね」と、
私の手を握ってくれる。


「オヤツは何にする?
クッキーなら早く焼けるかも」

「僕もお手伝い出来るよ?」

「そうね。
前にもお手伝いしてくれたもんね?」と言いながら、
2人、帰宅した。


週ナカのどこかで、食材の買い物をしないといけないけど、
混み合うスーパーなどにケンと行くのはどうかなと考えて、
ネットスーパーを使おうかなと思った。

家に着いたら、
検索してみなくちゃ。

家事も、自分ひとりの時とは違って、
3倍以上、することはあった。
タオルやシーツの類だけでも単純に3倍はある。

掃除や片付けも、
部屋の数と広さが違う。

効率的なやり方を整えないといけないなと思うと、
なかなか、ワクワクしてきた。
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