この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
フレックスタイム
第5章 辛い過去
私は更に、社長の手を下の方に持っていった。
「結婚してた頃、夫が嫉妬深くて…
私が浮気しないようにと、
永久脱毛させられたんです。
恥ずかしくて、温泉とか、入れません」と、
紅い顔をしながら言った。
「さすがに植毛は出来ないだろうけど…
別に気にならないよ?
スッキリしてて、良いんじゃない?
舐めやすそうだし。
あっ、ちょっと下品な言い方しちゃった。
イエローカード、出されるかな?」と笑った顔は、
そんなに嫌らしい顔でも下品な顔でもないので、
私も釣られて笑ってしまった。
「良かった。
恥ずかしくて言えなかったの」
「なんだ、そんなことか」と笑って、
後ろから耳朶にキスをした。
「他に、百合の身体に、
秘密はあるのかな?」
「身体にはないと思いますが…。
お話すること、たくさんあります」
と言うと、目を閉じて思い出すように話を始めた。
「嫉妬深いって言っても、
妊娠した後は…何もされなかったんです。
本当に何も…。
触れられることもなくて、
キスもなくて。
相次いで夫のご両親が亡くなったから、
病院のことで忙しかったのかも。
だから、私は、
いつも子供と2人で過ごしてました。
私が外出するのも嫌がったので、
幽閉されてるみたいだった。
唯一、中学の頃から続けていたお茶のお稽古は、
車で連れて行ってくれたけど、帰りまで車で待ってるし、
お花の先生は、家までお稽古に来て頂いてた。
買い物も私だけで外に出るのは許されなくて、
食料品から日用品に至るまで、すべて配送。
子供と遊ぶのもお庭の中だけ。
たまの休みに、車で3人で出掛けることはあったけど…。
あ、話が判りにくいですよね?
最初から話しますね?」
そう言いながらも、
上手く話せるのかも判らず、
目を閉じると目眩に襲われるような感覚になり、
ぐらりと身体が傾いてしまい、
社長に寄り掛かってしまった。
「結婚してた頃、夫が嫉妬深くて…
私が浮気しないようにと、
永久脱毛させられたんです。
恥ずかしくて、温泉とか、入れません」と、
紅い顔をしながら言った。
「さすがに植毛は出来ないだろうけど…
別に気にならないよ?
スッキリしてて、良いんじゃない?
舐めやすそうだし。
あっ、ちょっと下品な言い方しちゃった。
イエローカード、出されるかな?」と笑った顔は、
そんなに嫌らしい顔でも下品な顔でもないので、
私も釣られて笑ってしまった。
「良かった。
恥ずかしくて言えなかったの」
「なんだ、そんなことか」と笑って、
後ろから耳朶にキスをした。
「他に、百合の身体に、
秘密はあるのかな?」
「身体にはないと思いますが…。
お話すること、たくさんあります」
と言うと、目を閉じて思い出すように話を始めた。
「嫉妬深いって言っても、
妊娠した後は…何もされなかったんです。
本当に何も…。
触れられることもなくて、
キスもなくて。
相次いで夫のご両親が亡くなったから、
病院のことで忙しかったのかも。
だから、私は、
いつも子供と2人で過ごしてました。
私が外出するのも嫌がったので、
幽閉されてるみたいだった。
唯一、中学の頃から続けていたお茶のお稽古は、
車で連れて行ってくれたけど、帰りまで車で待ってるし、
お花の先生は、家までお稽古に来て頂いてた。
買い物も私だけで外に出るのは許されなくて、
食料品から日用品に至るまで、すべて配送。
子供と遊ぶのもお庭の中だけ。
たまの休みに、車で3人で出掛けることはあったけど…。
あ、話が判りにくいですよね?
最初から話しますね?」
そう言いながらも、
上手く話せるのかも判らず、
目を閉じると目眩に襲われるような感覚になり、
ぐらりと身体が傾いてしまい、
社長に寄り掛かってしまった。