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フレックスタイム
第7章 入籍と過去の女
新しいライフサイクルになる週が始まった。

翔吾さんに言われて、
今週から婚約指輪を嵌めて出社することになった。
また、勤務時間も、翔吾さんの仕事に合わせることになる。

伊藤室長にぴったりくっついて、
翔吾さんの後ろをついて歩く。


朝イチの定例役員会は、
いつものようにミネラルウォーターの準備をして、末席に座ると、

「議題に入る前に、プライベートな報告がある」と、
翔吾さんが切り出して、
私を隣に呼ぶと、
「佐藤百合さんと正式に婚約した。
まだ公表はしないけど、
役員には先に伝えておく」と言った。

「それと、勤務時間も今日から変更になる。
15時で外出して直帰というのはなくなり、
伊藤室長と同じ動きをして貰う。
そして、下期から室長になれるよう鍛えるから、
みんなも宜しくお願いします」と頭を下げた。


誰かが拍手をしたので、
全員が拍手をする。


「皆さま、引き続きご指導のほど、
宜しくお願い致します」と、私も頭を下げた。


「じゃあ、定例会に入ろうか?」と、
通常の会議モードになった。

その後も、全て伊藤室長と一緒に社長に同行し、
合間に翻訳などもしていく。

ランチミーティングでは通訳もする。

会議資料を作成したり、
取引先の情報を調べたり、
することは次から次へとあった。


夜は関係省庁との食事を兼ねた接待と言われたが、
そちらは次回から参加で良いと言われて、
急いで帰宅したら7時近くになっていた。


「お待たせして申し訳ありません。
翔吾さんは接待がありますので、
遅くなります。
先に夕食にいたしましょう」と伝えた。


古川さんの料理は、
素朴で懐かしい味だった。

「どれも美味しいです。
この煮物の調味料の配合、
今度教えてくださいね?」と言うと、
「目分量で計ったことないから」と笑う。


「翔吾さん、待ってなくて大丈夫ですよ。
お夜食は私が出しますから」と、古川さんに伝えた。


ケンはお風呂を待っていたようだったので、
2人で入浴して、
ベッドで絵本を読みながら寝かしつけた。


そして、11時近くに翔吾さんは帰宅した。
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