この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フレックスタイム
第7章 入籍と過去の女
「今夜は、ケンの処で寝てあげようか?」と翔吾さんが言うので、
私は頷いて、先に部屋の中の小さい浴室でさっと愛の痕跡を洗い流してしまう。

パジャマに着替えてから、
私が濡らしてしまったバスローブとバスタオルを拾って洗濯機に入れて、
翔吾さんのTシャツとトランクスを持って部屋に引き返した。
ちょうど浴室から出てきた翔吾さんにそれを渡して、
さっとベッドを整えてから、
手を繋いでメインの寝室に行った。


眠っているケンを2人で挟むように横になって、
伸ばした翔吾さん腕に頭を載せて寝た。

ケンが寝惚けて、私の胸元にくっついてくるのが、
微笑ましかった。


翌日は、夜、グループ会社の社長たちと会食があり、
私も同行することになっていた。

朝、お母様と古川さんにもくれぐれも宜しくとお願いして、
ケンにも帰りが遅くなるので、
先にご飯を食べることと、
何かあったらグランマを守ってあげることをお願いすると、

「大丈夫だよ。
僕、良い子だもん。
ちゃんと8時に寝るよ?
お風呂はグランマと入るね?
でも…帰ってきたら、一緒に寝てね?」と言うので、

「勿論よ」と、頬にキスをして、
一緒に幼稚園に向かった。


昼の仕事も、夜の会食もスムーズに進んだ。
途中、お化粧室に行って、
お母様にお渡ししている携帯に入れたLINEのビデオ通話で、
「おやすみなさい」とケンに伝えた。

お母様と古川さんにも感謝の気持ちでお礼を言うと、

「家族なんですから!
お気遣い無用よ?」と笑われた。


グループ会社の社長達とはこれまでも会議で面識があった。
とても好意的に受け止めて貰えてホッとした。


「伊藤ちゃんの後継か。
たくさん会えるのは楽しみだな?」

「でもさ、おめでたとかもあるんじゃないの?」と言う方も居た。


翔吾さんは、
「うちはグループ全体、産休育休制度があるホワイト企業だから、
もちろん他の女性社員の為にも、
そういう局面になったらきっちり休暇は取得して貰うよ?
その方がみんなが取得しやすくなるでしょ?」と言って、
私の顔を見て笑った。



その翌日の午後4時過ぎに、
私の携帯が鳴った。
お母様からで、こんな時間に?
ケンに何かあったのかと慌てて電話を取ると、
思いもよらないことを言われた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ