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トパーズ
第15章 社会復帰

翌朝、本当に久し振りに頭の中がスッキリした気持ちで目が覚めた。
「おはよ。
朝食、作るね?」と言ってキスすると、
「僕も手伝うよ?」とキスを返してくれた。
コーヒーを淹れながらトーストを焼いてくれるのを見ながら、
ハムエッグとサラダをワンプレートに載せた。
2人で向かい合いながら食べながら、
「いつも、何を食べてたの?」と訊いた。
「えっとね、
朝はシリアルとか果物。
昼は学食で、
夜はパスタか丼モノかな?」と笑う。
「だいぶ料理は上達してきたよ?
ネットでレシピ観ながら作ってた」
その後、寝室のクローゼットを見て、
笑ってしまった。
「なんか…
ミニマリストのクローゼットみたいね?」
「着せてあげるの、結構難しくてさ。
ストンと被って着せてあげれるワンピースを無印で適当に買ったんだ。
部屋着もおんなじ。
素材が違うだけで、
カタチとか色、ほぼ同じのばっかり。
下着もよくわかんなくて、
無印のヤツ」
「私のこと、
本当によく判ってるのね?」
「まあ、僕もおんなじような格好だしね?」
「楽器は?」
「ピアノは麻衣子さんの家の防音ルームにあったアップライトを持ってきてるよ?
ほら、リビングの端っこに」
振り返ると、懐かしいピアノが置いてあった。
「岳人さんのギターは?」
「あるよ?
時々、弾いてあげてたしね」
「じゃあ、時々、演奏しましょ?
リハビリになるしね」
「良いね?
じゃあ、ギターをピアノの横に置いておくよ?
で、気が向いたらいつでも弾こうね?」
「あと…
東京に行きたい。
お父様にお礼も言いたいし、
純一さんの部屋にも行きたい。
ミラノも実家に戻ってるなら東京で会いたいし、
マスターにも挨拶したい」
「大丈夫?
麻衣子さん、なんだか急にアクティブになってるけど。
倒れちゃわない?」
「大丈夫だから。
岳人さんと一緒なら!」
「判ったよ。
行こう」と言って、
ニッコリ笑ってくれるので、
嬉しくなってしまって、
山田くんの上に座って首に腕を回してキスをした。
「おはよ。
朝食、作るね?」と言ってキスすると、
「僕も手伝うよ?」とキスを返してくれた。
コーヒーを淹れながらトーストを焼いてくれるのを見ながら、
ハムエッグとサラダをワンプレートに載せた。
2人で向かい合いながら食べながら、
「いつも、何を食べてたの?」と訊いた。
「えっとね、
朝はシリアルとか果物。
昼は学食で、
夜はパスタか丼モノかな?」と笑う。
「だいぶ料理は上達してきたよ?
ネットでレシピ観ながら作ってた」
その後、寝室のクローゼットを見て、
笑ってしまった。
「なんか…
ミニマリストのクローゼットみたいね?」
「着せてあげるの、結構難しくてさ。
ストンと被って着せてあげれるワンピースを無印で適当に買ったんだ。
部屋着もおんなじ。
素材が違うだけで、
カタチとか色、ほぼ同じのばっかり。
下着もよくわかんなくて、
無印のヤツ」
「私のこと、
本当によく判ってるのね?」
「まあ、僕もおんなじような格好だしね?」
「楽器は?」
「ピアノは麻衣子さんの家の防音ルームにあったアップライトを持ってきてるよ?
ほら、リビングの端っこに」
振り返ると、懐かしいピアノが置いてあった。
「岳人さんのギターは?」
「あるよ?
時々、弾いてあげてたしね」
「じゃあ、時々、演奏しましょ?
リハビリになるしね」
「良いね?
じゃあ、ギターをピアノの横に置いておくよ?
で、気が向いたらいつでも弾こうね?」
「あと…
東京に行きたい。
お父様にお礼も言いたいし、
純一さんの部屋にも行きたい。
ミラノも実家に戻ってるなら東京で会いたいし、
マスターにも挨拶したい」
「大丈夫?
麻衣子さん、なんだか急にアクティブになってるけど。
倒れちゃわない?」
「大丈夫だから。
岳人さんと一緒なら!」
「判ったよ。
行こう」と言って、
ニッコリ笑ってくれるので、
嬉しくなってしまって、
山田くんの上に座って首に腕を回してキスをした。

