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トパーズ
第15章 社会復帰

3人で私の家に戻って、
ダイニングテーブルに座って封筒の中身を出した。
「両替させて貰ったから、
そのままじゃないけど。
何しろ、銀行で両替すると手数料取られるからね?」とマスターは言ってたので、
一万円札中心で、あとは少しだけ他の紙幣と500円玉や100円玉が入っていた。
数えてみたら、40万円ちょっとの金額で、
驚いてしまった。
「あのね、最初の演奏の時に、
投げ銭あるって言われたけど、
コースターとかに感想を書いてくれたのだけもらいますって言ったの。
素人の演奏だし、
バイト禁止の高校生だし、
ピアノの調律とかに使ってくださいって言って…。
勝手して、ごめん」
「そんなの良いよ。
俺らもおんなじこと、言ってたと思うし。
でも、凄くないか?」
「うん。
だって演奏してたのって、半年もなかったよな?」
「マスターさん、そういえば最初の日に、
『こんなに入ること、ないよ』って言ってた」
「どうしよう?これ?」
「3人になっちゃったから、
3等分する?」
「どうせなら、みんなでえいって使いたいな」
「じゃあ、タイムカプセルみたいに、
キープしておいて、
最良最適なタイミングで、
3人で使える時にえいって使わない?」
「僕は…黒田先生も含めて、
4人で使える何かが良いな?」
「うん。
そうしよう!」
「俺、ダメだよ?
うっかり使っちゃいそうだからさ」
「じゃあ、この封筒に戻して、
封印して、
私の机の引き出しに入れておきましょうか?」
そう言って、元々は母の寝室だった部屋のデスクに3人で入ると、
デスクの引き出しからシーリング用の蝋を出して封をして、
鍵のかかる引き出しに入れた。
「鍵は2個あるから、
そうね…ミラノと岳人さんが持ってて?
ミラノ失くしても、岳人さんなら大丈夫だから。
私の大切なモノが入ってるから、
万が一、私が先に亡くなったら、
2人はここ開けて中身見ても良いからね?」と笑った。
「やめてよ?
そんなこと…」と、
珍しく山田くんが怒ったような声を上げるので、
「ごめんなさい」と謝った。
「久し振りにに3人で演奏しない?」と言って、
防音ルームに入った。
ベースはないから、ミラノはカホンを叩いて、
山田くんは私のギターを、
私は放送室で使ってたキーボードを引っ張り出して演奏した。
ダイニングテーブルに座って封筒の中身を出した。
「両替させて貰ったから、
そのままじゃないけど。
何しろ、銀行で両替すると手数料取られるからね?」とマスターは言ってたので、
一万円札中心で、あとは少しだけ他の紙幣と500円玉や100円玉が入っていた。
数えてみたら、40万円ちょっとの金額で、
驚いてしまった。
「あのね、最初の演奏の時に、
投げ銭あるって言われたけど、
コースターとかに感想を書いてくれたのだけもらいますって言ったの。
素人の演奏だし、
バイト禁止の高校生だし、
ピアノの調律とかに使ってくださいって言って…。
勝手して、ごめん」
「そんなの良いよ。
俺らもおんなじこと、言ってたと思うし。
でも、凄くないか?」
「うん。
だって演奏してたのって、半年もなかったよな?」
「マスターさん、そういえば最初の日に、
『こんなに入ること、ないよ』って言ってた」
「どうしよう?これ?」
「3人になっちゃったから、
3等分する?」
「どうせなら、みんなでえいって使いたいな」
「じゃあ、タイムカプセルみたいに、
キープしておいて、
最良最適なタイミングで、
3人で使える時にえいって使わない?」
「僕は…黒田先生も含めて、
4人で使える何かが良いな?」
「うん。
そうしよう!」
「俺、ダメだよ?
うっかり使っちゃいそうだからさ」
「じゃあ、この封筒に戻して、
封印して、
私の机の引き出しに入れておきましょうか?」
そう言って、元々は母の寝室だった部屋のデスクに3人で入ると、
デスクの引き出しからシーリング用の蝋を出して封をして、
鍵のかかる引き出しに入れた。
「鍵は2個あるから、
そうね…ミラノと岳人さんが持ってて?
ミラノ失くしても、岳人さんなら大丈夫だから。
私の大切なモノが入ってるから、
万が一、私が先に亡くなったら、
2人はここ開けて中身見ても良いからね?」と笑った。
「やめてよ?
そんなこと…」と、
珍しく山田くんが怒ったような声を上げるので、
「ごめんなさい」と謝った。
「久し振りにに3人で演奏しない?」と言って、
防音ルームに入った。
ベースはないから、ミラノはカホンを叩いて、
山田くんは私のギターを、
私は放送室で使ってたキーボードを引っ張り出して演奏した。

