この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
そぶりをやめて
第22章 3815日
「...やだ。今度は私がする」

弾む息をなんとか整えながら、佳佑の肩を押しやってベッドに寝かせる。

それを待っていたのか、嬉しそうに佳佑が見上げている。

その顔を見ると、けしかけられた気がしないでもないけど。

ゆっくりと腰を浮かせては沈んでゆく。

じゅっぷじゅっぷっと卑猥な音が、蚊帳の中で響いている。

いつもの寝室とは違う響き方が、耳について余計にいやらしく聞こえてくる。

「っ、...ふぅ」

庭からの光が蚊帳を通して、紗がかかったように互いの体を照らしている。

自分たちのアラが上手い具合に誤魔化されていて、行為に没頭出来る。

汐里は、佳佑の上で揺れ動きながら、自分の胸に指を這わしてゆく。
ゆっくりと指を動かして揺れ動くさまを見せつける。

「汐里...。っそれ、すげーエロい...」

この非日常感が堪らなくいい。

家だと、日々の仕事と育児と家事で疲れてるのもあって、こんなにゆっくりじっくり感じることなんてない。

2人のタイミングも合わなかったりで、今では週2もあれば良い方。

今日だって、色々あってたぶん10日ぶりだ。

この日を密かに楽しみにしていた。

その思いが、汐里の前後に滑らかに動き回る腰つきに現れている。

「っ、はぁっ、気持ちイイっ」

佳佑のその声が汐里の動きをまた加速させる。

いつしか、前後に動き回る汐里のお尻を掴んで、佳佑が頭を若干持ち上げている。

その顔に胸を押し付けるようにして布団に腕をつき、腰を浮かしては沈めてゆく動作に切り替える。

スローダウンして、より濡れた音がまた響き出す。

大きくナカを往復する動きが、汐里の体にまた違う快感を巡らせてゆく。

「んっ、はぁん、あんっ、...だめぇっ、わたしがああっ」

掴んだお尻を広げながら、佳佑が力強く突き上げはじめて、汐里が力を失ってゆく。
ついていた腕の力が抜け佳佑に体を投げ出して、いつの間にかしがみついている。

奥まで何度も力強く貫かれて、体が痺れたように快感で埋め尽くされる。

「これ、ダメ?」

苦しそうな中にも嬉しそうな声が首の少し下辺りからする。

体全体が縦に大きく飛び跳ね、佳佑の頭を必死に掻き抱く。

「あんっ、...もっと、シて」

声にならなくて、なんとか絞り出すように佳佑の耳元に囁く。

「これ、好き?」

「すきっ、いい...」
/240ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ