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そぶりをやめて
第7章 117日
「今は、なんか、考えんの、禁止」

拗ねたような声がする気がするけど、佳佑が下からの突き上げるように動き出した。
決して激しい動きではないのだが、大きなストロークで、汐里のナカを奥まで擦り上げる。

「っあ、そんな、おくっ...ああっ」

佳佑の頭をかき抱いて、下からの飛び跳ねるような衝撃を逃れようとするも、がっしりと太ももを掴まれて動けない。

「っ、はぁっ...」
「ああっ、そんな...はげし、いっ...んんっ」

次第に加速する動きに、汐里が佳佑の肩を掴んで飛び跳ねる。

反り返る体が抱きしめられ、そのままソファに寝かされた。

「っ、汐里っ...」

ぐるりと向いたことはかろうじて分かったが、どうなってるのか分からない。

明らかにベッドではない、固めのソファを背中に感じる。

分かったことは、佳佑がずるりとソコから抜けた事だ。

「...やだぁ、もっとして...、もっと...」

ずり落ちそうになるソファの上で、佳佑に手を伸ばしその首に腕を回す。

「っ、イイよ...。いっぱいシよ...」

天井を向くほど反り返ったモノを押し込むように向けて、汐里のナカに一気にねじ込む。

「ぁああっ...っん!」

全身をビリビリっと快感が駆け巡る。

目の前が、白くなってきて。

あ、今ひょっとして...?

そう思う間もなく、次々と衝撃がやってくる。

余裕なく動き回る佳佑に、身体が大きく突き動かされる。

さっきより大きな何かが汐里のカラダを支配して、ビリビリとした快感が駆け巡る。

全身が沸騰したように熱くて、目の前がチカチカ光ってゆく。

自分がもうどうなっているのか分からない。

「あっ、................んぁあんっっ!!!」
「くっ...ああっ!」

ありえないくらいに体が痙攣して、どこか彼方を浮遊する。

やっと息が出来て、それでも体が意に反して何度もびくっとなる。

お腹のナカが、じんわりと暖かい。


無意識で繰り返した呼吸が、やっと目の前に佳佑の顔を認識させた。

「汐里...」

柔らかく触れる唇が、とてつもなく愛おしい。

「んっ...、んんっ」

「...あっち行こうか」

何テンポか遅れてやっと理解し頷くと、太ももを抱えるように持ち上げられる。



繋がったまま、ベッドに運ばれた。
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