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だって好きなんだもん
第1章 だって好きなんだもん

一方で香澄の部屋では灯りを消してシンとした部屋で友人の弘美が何度も寝返りを打っていた。

「どうしたの?眠れない?」

眠そうな口調で香澄が声をかけた。

「ごめ~ん、起こしちゃった?
ちょっと飲みすぎちゃったかな。おしっこ…」

弘美がそう言うと、
さっさとトイレに行っちゃいなよと
ムニュムニュ声でつぶやき
再び香澄は眠りに落ちた。

そっとベッドを抜け出して大急ぎでトイレに走った。

ショーツを降ろして便座に座ると同時に
小水が勢いよく噴出した。

『ふ~…ギリギリセーフだったわ…』

ペーパーで拭き取ると、
ちょっぴり淫らな気分になった。

『やだ…生理が近いせいかしら。感じちゃう…』

いっそこのままここで指遊びを…

一瞬そんな考えが頭をよぎったが、
なんとか思いとどまって便座から立ち上がってショーツを履いた。

指遊びは嫌いじゃない。
だが今は人肌のぬくもりが欲しかった。
自分の指じゃなく、誰かの指、唇、イチモツで愛されたかった。

歩くとショーツのクロッチがアソコを擦り、
一歩踏み出すたびに「あん…」と声が漏れそうだった。

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