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世界で一番身近な女
第11章 セックス解禁

日曜日は休診日だから、ゆっくりしていって欲しいの…
ほんとは泊まっていって欲しいんだけど、そうもいかないから、あなたが帰らなきゃいけない時間までは一緒にいてね。

昨夜の電話で佐々木響子はそう言っていた。
これはまるで時間外診察をするというよりは
デートの誘いじゃないか。
大介にしたって、毎日のようにオナニーしていた生活が三日間も禁欲したのだから一刻も早く射精したくてたまらなかった。

電車に揺られている間も、
つり革を持って立っている女性の尻のシルエットを見ただけでカチカチに勃起してしまう。

これで診察を受けて、まだ完治していないと言われてしまったら狂ってしまいそうなほど大介の欲情はMAXになっていた。

医院に到着すると、当然の事ながら休診日なので門扉は閉じていて施錠されていた。
大介はスマホで女医に「今、到着しました」と連絡を入れると「待っていたわ、今、出迎えにいくわね」と心なしか、とても弾んだ声がしていた。

「こっちよ、いらっしゃい」

医院の入り口とは別に
裏の勝手口から女医が顔を覗かせて大介を手招きした。

「おはようございます」

彼女に駆け寄って挨拶を交わしながら大介はドキドキしていた。
彼女は診察時とは打って変わって当然の事ながら白衣を着ていないし、華やかなワンピース姿でちょっとしたセレブな女性を思わせた。

「やだ…何をジロジロ見てんのよ、この洋服、似合わないかしら?」

「いえ、その逆です。とてもよく似合ってます」

「ほんと?そう言ってもらえると嬉しいわ
あなたに嫌われたくなくておめかししたの」

そう言って、本当に嬉しそうに二階につながる階段を尻を振りながら上ってゆく。
その揺れる尻を見ながら大介は彼女の後に続いて階段を上がっていった。

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