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Love is GAME
第2章 GAME1
「私、クリップを取ってくるから、そのままコピーしていて。」

「はい。」

私は彼に膨大な量のコピーを任せ、倉庫に向かった。

大きなクリップを探し、それを15個揃えた。

倉庫から戻ってくると、彼はまだコピーをしていた。


「なかなか、大変でしょう。」

「そうですね。」

彼は、前髪を掻き上げた。

「でもこれを毎月用意している松尾先輩は、もっと大変じゃないですか?」

胸にグッときた。

そんな事、今まで誰一人言ってくれなかったから。

「じゃあ、また。来月も手伝ってくれる?」

「はい。」

その返事を聞いて、ほっとする。

内心では、一人でコピーするの、本当に大変だったのよね。


「野村君。これ終わったら、休憩室の掃除も手伝ってくれる?」

「……はい。」
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