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Love is GAME
第2章 GAME1
「これ、会議室に届けたら、休憩室の掃除ね。」

「はい。」

私がまとめて資料を持つと、彼は私の分まで持ってくれた。

「ありがとう。」

「いいえ。先輩に荷物は、持たせられません。」

尤もな事を言いながら、オフィスを出る彼。


何でも優等生。

少しは先輩に、注意させてよ。

って思うのは、やっぱり彼が優秀だから?


そう思っているうちに、彼はエレベーターの前に行っている。

私は慌てて、彼の目の前にあるボタンを押した。

「すみません。」

「いいのよ。何でも自分にしようとせずに、少しは頼りなさいよ。」

そして私も、束になった資料を、何冊か持った。

「……はい。」


何だか、もの足りない。

何を言っても、”はい”。

この男は、『私を抱いて。』と言えば、”はい”と言って、抱くのだろうか。
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