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第5章 GAME４

キスが終わった後、私は彼を見つめた。

嬉しそうな笑顔。

そして私をそっと、抱き寄せてくれた。

「今日はこのまま帰すけれど、次は帰さないから。」

胸がキュッと、締め付けられた。

そんな言葉、京太郎にも言われた事がない。

「うん。」

私は彼の胸に、頭を預けた。

彼は私の頭を愛おしそうに、撫でてくれた。


これは、本当に私に惚れている。

その惚れられ具合を、京太郎にも話したいぐらい。


「このまま放したくないけれど、明日があるからね。気を付けて帰って。」