この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
カクテル好きな女たち
第3章 男運のない女
『また既読スルーだわ…』

スマホ画面を見つめながら
幸子はため息をついた。


幸子と書いて『さちこ』と読む。

皮肉だわ、全然幸せじゃないものと
幸子は冷めたコーヒーを一気に喉に流し込んだ。


私は38歳の女。

もちろん未婚です。

決して器量は悪くないと思うのですが
どういうわけか男運には見放されます。

付き合って何度か体を重ねると、
どういうわけかその男たちには不運が訪れます。


世間では私のような女は
『さげまん』と呼ぶらしい。

今、付き合っている男も
私の前からフェードアウトを決め込んだようだ。


「何よ!私を捨てるのなら
綺麗な別れ方をしなさいよ!」

ついつい小言が口から出てしまいました。


「何々?どうしたのよ」

そんな私の小言が耳に入ったのか、
同僚の三奈子が体を擦るように隣に座りました。


「また男にフラれたの?
そんな愚痴は
会社の休憩室で言うもんじゃないわよ」

ハッとして周りを見渡すと
興味津々といった顔で
皆が私を見ていました。


「そんなときはね、
お酒でも飲んで忘れちゃいなさい」

そう言って彼女は面白いお店があるからと
一枚の名刺を渡してくれた。


「barあなたのグッドバー
バーテンダー 太田秀一」

面白いお店?

何か余興でもしてくれるのかしら?

そんなに興味もなかったのですが、
彼女の言うように
お酒でも飲んで忘れてしまおうと
私はお店を訪ねて見ることにしました。
/69ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ