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カクテル好きな女たち
第6章 女教師の憂鬱
「何を!?」

驚きました。
見ず知らずの、それも未成年の女の子に
キスするなんて。

「変態!気持ち悪いんだよ!」

祈愛は驚いて店を飛び出して行きました。


「これで見ず知らずのオヤジにキスされたり
体を触られるというのが
どれほど気持ち悪いかわかったんじゃないかな」

見ず知らずの男にキスされて、
その先を期待するのは
あなたぐらいの年齢になってからでしょうねと
男はそう言って今度は私にキスをしました。

「ちょっとやめて下さい!」

彼の頬をひっぱたいてやりたかったけど、
何故か躊躇してしまいました。

「あなたはかなりストレスが
溜まっているんじゃないですか?
あの子を説得させる言葉に
かなりのトゲがありました」


図星でした。
彼氏にフラれてむしゃくしゃしていた私は
まるで魔女狩りでもするように夜の街を歩いて、
遊んでいる生徒を捕まえようと
躍起になってましたから。


「こう見えて私は指圧の心得がありましてね、
横になりなさい
体を揉んでリラックスさせてあげますから」

有無を言わせず彼は
私をソファに寝転げさせて
腰を揉み始めました。

抵抗しようと思いましたが
思いの外、案外と上手で…


少しウトウトし始めたとき、男の手がお尻に!

「そこは大丈夫ですから!」

起き上がって逃げようと思いましたが

「ついでにヒップアップの指圧もしてあげますよ
せっかくの美人なのに
お尻が垂れていたら台無しですからね」

男に言いくるめられて
私は逃げるきっかけを失ってしまいました。
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